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歯の『根っこ』の治療について

2021年7月25日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(^O^)/

「歯が痛い」「冷たいものがしみる」といった症状がある場合には、むし歯の可能性があります。
むし歯は初期段階では自覚症状に乏しく、気づいた時にはすでに進行していたというケースも少なくありません。

特にむし歯が大きくなり進行してしまい、むし歯の細菌が歯の神経に達してしまった場合、
「ひどくしみる」「熱いものがしみる」「噛んでも痛い」「何もしなくても痛い」「根の先が腫れてくる」といった症状がでてきます。
そのまま放置しても治ることはなく、一般的なむし歯治療のように「削って詰め物・被せ物を取り付ける」ことでは歯を残せなくなり抜歯しないといけません。

このような場合に、抜歯を回避し歯を残す治療方法が「根の治療」です。
「歯の神経の治療」とも言ったり、専門的には「根管治療」や「歯内療法」といいます。
痛みをとると同時に長期にきちんと噛めるように処置を行います。

歯を残す根管治療

歯の根の中の神経や血管など(あわせて歯髄と呼ばれます)が通っている管を根管と言います。
歯髄は根の先端から歯の中に入り、歯の成長発育に重要な役割を果たします。 しかし、成人になり歯が成長したあとは、歯髄がなくても根のまわりからの栄養供給によって歯は生存できます。

根管治療の流れ
①神経が視えるところまで歯を削ります。

②専用器具で汚染された神経や血管を完全に除去します。

③根管内の注意深くきれいに清掃・消毒をします。

④根管内に薬剤を詰め殺菌をして仮の蓋をします。

⑤根管内がきれいになれば再感染を防ぐために神経の替わりに薬剤を詰めます。

根管治療中、歯の根に膿が溜まっている場合、ズキズキとした痛みがあります。
また、歯茎が腫れている場合も痛みがあります。
腫れが酷い場合は、歯の根の中から膿を出す処置をいたします。
どうしても、歯の根から膿が出ない場合は歯茎を切開して膿を出して、薬を飲んでいただき、腫れ・痛みをとります。

根管内の洗浄・消毒は、個人差はありますが何度か行う必要があります。
少しでも細菌が残ってしまうと、治療後の再発の可能性が高くなるためです。
再発すると、再度根管治療が必要になります。
徹底的に根管内の洗浄・消毒を行うことが、根管治療の成功につながります。

根管治療には繊細な治療技術が求められますが、当院では歯科用CTなど高度医療機器を活用し、高精度の治療を実現しています。

重度のむし歯でお困りの場合には当院までご相談ください。
根管治療で大切な歯を守りましょう(*^-^*)

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