こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(^^♪
皆さん、フッ素という言葉を聞いたことがあるでしょうか??
虫歯予防のために子供が歯にフッ素を塗ってもらっていたり、歯みがき粉に入っていたりして、聞き覚えがあるんじゃないでしょうか。
では、フッ素という言葉は知ってても、どんなものかご存知ですか??
虫歯予防に良いらしいということは聞いたことはあっても、実際どうして虫歯予防にいいのか等をご存知の方はいらっしゃるでしょうか??
まずフッ素というのは天然に比校的多く存在する元素であり、その分布はあらゆる土壌,湖沼や川の水,海水,とすべての自然環境に存在しています。
様々な場所で存在するフッ素なので、当然私たちが食べる海の幸や山の幸などの食べ物や飲み物、(緑茶は特に多く含まれています!)など多くの食品に含まれています。
緑茶にフッ素が多く含まれているからと言っても、虫歯予防の効果を期待出来ることはないのでご注意くださいね(;^_^
??フッ素はどのようにして虫歯予防に働くのか??
まず虫歯とは、口中に存在する虫歯菌が食べカスの糖分を分解して酸を作り出し、その酸によって歯の結晶が溶かされやがて穴があく病気です。
酸によって歯からカルシウムイオンやリン酸イオンが溶け出すことを「脱灰」といい、虫歯は脱灰から始まります。
脱灰が起きたから、すぐに虫歯になるわけではありません。
唾液には、溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンを、再び歯に戻して結晶化し、修復する働きがあるためです。これを「再石灰化」といいます。
脱灰の量が少ない初期虫歯では、再石灰化によって治すことができます。
フッ素は、歯を溶かしてむし歯を作ってしまう酸に対する抵抗力を強くしてくれます。それによって歯質強化されます。
フッ素は再石灰化の手助けをしてくれるので、虫歯になりにくい歯を作ることができます。
フッ素は、このように虫歯予防に関する様々な働きをしてくれます。
フッ素を上手に取り入れて利用することによって虫歯予防ができます✨
一番身近で手軽に取り入れれるのが、フッ素配合の歯みがき粉です。
歯みがきのたびに使用すると、磨いている間の効果に加え、歯みがきをした後で口の中の歯や粘膜に残ったフッ素が少しずつ唾液にまざり効果を発揮し続けます。
虫歯予防の効果を高めるには、長い時間フッ素が口の中にとどまっていることが大切です。
歯みがき剤の使用量や磨き終わった後のうがいの方法にも気をつけましょう。
口をゆすぐ際は少量のお水で、1回程度のゆすぎにするのがいいです。
次にフッ素配合の洗口液でうがいする方法です。
効果的なのは、就寝前に歯みがきでお口をきれいにした後です。
就寝中は飲食せず、かつ唾液の分泌量が少ないので長時間フッ素がお口の中にとどまります。
最後は歯科医院のフッ素塗布です。
これは年齢やお口の状態に合わせて、フッ素を直接歯に塗布する方法です。長くフッ素効果を持続でき、虫歯予防効果がより高まります。
日々のセルフケアも虫歯予防にはとても大事です!
ですが、プロによる歯科医院の定期健診を受けることによって、普段気づけないことやお口の中の状態も知ることが出来るので3か月に1回は歯科医院に来てくださいね☆