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歯の神経ってなに?神経抜くとどうなるの?

2024年6月24日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)


本日は神経を抜いた歯の寿命についてお話させていただきます。



皆さん虫歯を放置し過ぎて、歯科医院で神経を抜かないといけないと言われたことや聞いたことはないでしょうか?
そして、その「神経ってなんだろう」 と思ったことはありませんか?
歯の外側は硬い組織ですが、その中には歯髄と言われる軟組織が入っていて、この中には血管や神経などがあります。
この組織は歯の感覚や栄養を司っています。「神経」と呼んでいるのはこの軟組織の事です。


ではその神経を抜いてしまうと下記のようなことがおこります。


歯がもろくなる
神経には歯質に栄養や酸素を送る役割を担っています。
栄養や酸素が行き届くことにより、頑丈な歯が保たれています。しかし神経を抜いてしまうと栄養や酸素がなかなか満足に送られないので、生命力を失ってしまい枯れ木のようにもろく割れやすくなってしまいます。
同じ負荷であっても神経があれば耐えられるけど、神経を抜いてしまうと耐えられなくなってしまいます。
強い食いしばりや外部からの衝撃、硬いものを噛んだ際などに、健康な歯と比べると容易に歯が割れたり折れやすくなります。


虫歯に気づきにくくなる
神経には痛みを伝える役割もあります。そのため神経を抜いてしまうと痛いという感覚やしみるという自覚症状が無くなってしまい、虫歯が大分進行してから気づく事になってしまいます。
神経を取って治療をしても、また虫歯になってしまうことはあります。
神経が残っている歯では、痛みが生じるので虫歯が進行していることに気付くことができますが、神経を取った歯は、痛みを伝える神経が失われているので、虫歯が再発していても気付きにくくなります。

痛みがないということは、歯に異変が起きていても自分で気付けず、気付いた時にはかなり悪化していたというケースも少なくありません。


歯が変色してしまう
神経を抜いた歯は徐々に黒っぽく変色していきます。原因は神経を抜くことで神経の中に通っている血管まで抜くことになってしまいます。
血管内の血液が循環することにより代謝を良くし古い血液成分や物質を流したり、歯に栄養を送ったりしているが、血管を抜いてしまうと循環出来なくなり古い血液成分や物質が沈着します。
沈着した成分が溜まってくると歯が黒っぽい褐色に変色してしまいます。

このような原因で変色した歯は、外側からのブラッシングなどでは白くならず、専用の治療を受けなければいけません。



神経を抜いた歯は、ご自身で異変に気付くことが難しいため、定期的なメンテナンスを欠かさず行う必要があります。定期検診で虫歯の予防に努めるとともに、少しでも違和感を覚えたらすぐに歯科医院へ行くようにしましょう。
早期発見・早期治療が歯の寿命を伸ばすために最も重要です。気になることがある方はお気軽にご相談ください。

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