こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)
よく噛むことは、私たちの全身にポジティブな影響をもたらしアンチエイジングに繋がる重要な役割のひとつです。
食事をゆっくりと楽しんで、よく噛むことを心掛ける
それは健康と若さを維持するためにも大切な習慣です。
よく噛むことはなぜアンチエイジング効果があるのでしょうか?
1.唾液の分泌促進
噛むことによって唾液の分泌が増えます。
唾液にはパロチンという成長ホルモンが含まれていて、骨や歯の再石灰化を助けたり皮膚の新陳代謝を活発にする働きがありシミやしわを防ぐ効果があります。そして、免疫系の機能をサポートし感染症や病気に対する抵抗力を高めます。
2.消化と栄養吸収の向上
よく噛むことによって食べ物が細かく砕かれ、消化酵素とよく取り上げられることで吸収が促進されます。これにより、体が必要な栄養効率をよく吸収できるため、肌や髪の健康維持、免疫力の進歩に気づきます。
3.血行促進と脳の活性化
噛む動作は顔の筋肉を使うため、顔の血行が良くなります。これが肌の調子を明るくし、シワやたるみの予防に役立つとされています。
また、噛むことで脳の血流が増加し、認知機能の維持や向上にもつながります。脳の血流がよくなり、血管内の老廃物の除去と栄養補給が促進され認知症の予防につながると言われています。逆に多くの歯が失われた状態でよく噛むことが出来ず脳の血流も悪くなり認知症のリスクが高まります。
4.ストレス軽減
噛むことがストレスを軽減する効果があるとされています。 ストレスが軽減されることで、体内のホルモンバランスが整い、肌や髪の健康を非常に維持します。 ストレスが少ない生活はアンチエイジングのために重要です。
5.肥満防止
よく噛むと食事の時間が自然と長くなります。食事をすると血液中のブドウ糖の濃度が上昇し、満腹中枢がそれに反応して満腹感を知らせますが、ブドウ糖の濃度が上昇するにはある程度の時間が必要です。
そのため早食いの場合、満腹感が得られる前に多くの食事をとってしまいがちになり、摂取エネルギー量が多くなるため肥満につながると考えられています。
日本肥満学会の「肥満症治療ガイドライン」では、肥満の行動療法の一つとして「咀嚼法」があげられており、一口30回噛むことが推奨されています。咀嚼(よく噛む)には、満腹中枢を刺激して、食欲を抑える働きがありますが、さらにゆっくりよく噛んで食べることで、食後のエネルギー消費量である「食事誘発性体熱産生」が増加します。
食事誘発性体熱産生とは、食後安静にしていても栄養素の消化・吸収による代謝によって使われるエネルギー消費量のことです。よく噛んでゆっくり食事をすることは、エネルギー摂取量の抑制とエネルギー消費量アップの2つの効果が期待できることになります。
このように、よく噛むことが私たちの身体にポジティブに働くことがわかっていただけたでしょうか。いつまでも健康で長生きするためにも意識してみてはいかがでしょうか(*^-^*)