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成人矯正と子どもの矯正の違いとは?

2025年7月26日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)


「矯正治療って、大人と子どもでどう違うの?」
そんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
実は、矯正治療は「何歳で始めるか」によって、治療の進め方や得られる効果、期間などに大きな違いがあります。

今回は成人矯正と子どもの矯正の違いについて、主に「治療法」「効果」「期間」の3つの観点からわかりやすく解説していきます。


治療法の違い
子どもの矯正(小児矯正)は、顎の成長を利用して歯や骨格のバランスを整える「成長誘導」がメインとなります。
骨格の発達がまだ柔軟なため顎を広げたり、将来の永久歯の生え方をコントロールしたりと、将来的な歯並びの悪化を予防する治療が可能です。
使用する装置には「床矯正装置」や「急速拡大装置」など、取り外し可能なタイプも多く見られます。

一方、成人矯正はすでに骨の成長が完了しているため、顎の骨格そのものを動かすことはできません。歯そのものを動かす「歯列矯正」が中心となり、一般的にはワイヤー矯正(表側・裏側)やマウスピース矯正(インビザラインなど)が用いられます。


効果の違い
子どもの矯正では将来の矯正治療を回避したり、簡単にしたりする“予防的効果”が期待できます。特に、口呼吸や舌の癖などが原因で歯並びが悪くなるケースでは、早期の対応が有効です。顎のバランスを整えることで、見た目だけでなくかみ合わせや発音などの機能改善にもつながります。
成人矯正では見た目の改善はもちろん、かみ合わせや発音の改善、虫歯・歯周病の予防など、多くのメリットがあります。
ただし骨格的な問題がある場合は、歯の移動だけでは限界があるため、場合によっては外科的処置を併用するケースもあります。


期間の違い
子どもの矯正は「第一期治療」と「第二期治療」に分かれ、合計で数年にわたることがあります。第一期治療(小学校低学年〜中学年)は主に顎の成長を促す治療、第二期治療(永久歯が生えそろった後)は本格的な歯列矯正に入る段階です。
成人矯正は歯を動かすことに集中するため、平均的な治療期間は1.5〜3年程度とされています。子どもの矯正より短期間で終了することもありますが、重度の歯並びやかみ合わせの問題がある場合は長期になることもあります。



どちらにもメリットあり!年齢に応じた最適な矯正を
子どもの矯正は、将来のリスクを減らし、成長を活かした治療ができるのが最大のメリットです。一方、大人になってからの矯正でも、機能面・審美面ともに大きな改善が期待できます。
どちらが良いというよりは、「今の年齢に適した治療法を選ぶこと」が大切です。
ご自身の歯並びで気になるところがある方やお子様の矯正について迷っている保護者の方は、まずはお気軽に当院の矯正相談へお越しください!!
専門的な視点から、最適なタイミングと治療法をご提案させていただきます。

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