こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)
なぜ口臭が起こるのか? ―― 大人の口臭、その正体に迫る
「あれ?今、自分の口、ちょっとニオってるかも…?」
「歯を磨いているのに、なぜか口が臭う」
「加齢とともに口臭が強くなっている気がする…」
そんな風に感じたことはありませんか?
口臭は誰にでも起こりうるもの。でも、原因や正しい対策を知っている人は意外と少ないのです。
30代以降、ビジネスシーンや日常の人間関係で「清潔感」が強く求められるようになります。中でも口臭は、「見えないマナー違反」として他人に強い印象を与えることも。
実は、口臭は単なるニオイの問題ではなく、身体や生活の不調が現れるサインでもあるのです。
今回のブログでは、まず「口の中に原因があるケース」に焦点を当て、どのような仕組みで口臭が発生するのかを、歯科的な観点から解説していきます。
■ 口臭の約8〜9割は、口の中に原因がある
・舌苔(ぜったい)
舌の表面に白っぽく付着する汚れ「舌苔」は、実は強い口臭の原因のひとつ。
細菌や食べかすが蓄積し、口臭の原因となるガス(揮発性硫黄化合物)という悪臭成分を放出します。特に朝の起床時に感じやすいのがこのタイプです。
・歯周病
30代以降で多いのが、歯周病による口臭。歯茎が炎症を起こすと、膿や血液が混じった分泌物が発生し、独特のニオイを放ちます。しかも、歯周病は進行していても痛みなどの自覚症状が出にくいのが特徴です。
・虫歯・詰め物の不具合
虫歯が進行して内部で細菌が増えると、腐敗臭のようなニオイが出ることも。また、古くなった詰め物のすき間に汚れが詰まると、そこも細菌の温床になります。
・ドライマウス
唾液は「自浄作用」のある天然のうがい薬。唾液が減ると細菌が繁殖しやすくなり、結果としてニオイも強くなります。加齢、薬の副作用、口呼吸のクセや水分不足などが原因になることも。ストレスや緊張によって一時的に唾液が減少することもあります。
■ まとめ:まずは口の中の健康チェックから
ここまで見てきたように、口臭の多くは口の中のトラブルから起こります。
見た目ではわからなくても、「舌」「歯茎」「唾液」の状態をきちんと見直すことで、改善の糸口が見えてきます。
「ちゃんと歯を磨いているのに、なぜかまだニオイが気になる…」
そんなときは、口の中以外に原因がある可能性も。
次回のブログで、内臓・生活習慣・ストレスなど歯科以外の原因と、具体的な改善ステップについて解説していきます!