こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)
冷たい水や温かいお茶を口にしたとき、キーンと歯がしみるような経験はありませんか?
このような症状は「知覚過敏」の可能性があります。知覚過敏とは、通常であれば痛みを感じない程度の刺激に対して、歯が過敏に反応し鋭い痛みを伴う状態を指します。
冷たいもの・熱いもの・甘いもの・酸っぱいもの、さらには歯磨きや風に当たったときに痛みが出ることもあり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
知覚過敏の原因
知覚過敏は、歯の表面を覆うエナメル質がすり減ったり、歯肉が下がって歯の根元が露出したりすることで起こります。その結果、歯の内側にある象牙質を通じて刺激が神経に伝わりやすくなってしまうのです。
代表的な原因には以下のようなものがあります。
- エナメル質の摩耗:強すぎるブラッシング、歯ぎしり・食いしばり、酸性飲食物の摂取による溶け出し
- 歯肉の退縮:歯周病や加齢、不適切な歯磨き習慣による歯ぐきの後退
- 歯の破折や亀裂:硬いものを噛んだり、外傷で歯が欠けたりした場合
- 歯科処置後の一時的な症状:ホワイトニングやクリーニング直後に一過性でみられることもあります
対処法と治療法
知覚過敏は放置すれば慢性化することもありますが、適切なケアで改善が期待できます。
ご自宅でできるセルフケア
- 知覚過敏用歯磨き粉(硝酸カリウムやフッ化物を含む)の使用
- やわらかい歯ブラシを用いて、力を入れすぎず丁寧に磨く
- 酸性飲食物を摂った後はすぐに磨かず、水で口をすすぐ
歯科医院での主な治療
- フッ化物塗布によるエナメル質の強化
- シーラントやボンディング材で露出部分を保護
- 歯周病治療による歯肉の改善
- 歯ぎしり対策としてのマウスピース(ナイトガード)の使用
予防のために
正しいブラッシング方法を身につけることはもちろん、硬い食べ物を無理に噛まないことや、酸性の飲み物・食品の摂取を控えることが有効です。また、定期的な歯科検診で口腔内の状態を確認することが、知覚過敏の早期発見・予防につながります。
まとめ
知覚過敏は一時的な不快感と軽視されがちですが、背後には歯の摩耗や歯周病といった進行性の問題が隠れている場合もあります。症状が軽いうちに適切な処置を行うことで、歯の健康を長期的に守ることができます。
「歯がしみる」と感じたら、我慢せずに早めに歯科医院へご相談ください。当院では、原因を丁寧に診断し、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療をご提案いたします。