こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)
親知らずの抜歯、いつするべき?──学生のうちに考えておきたい理由
「親知らず、そろそろ抜いた方がいいかも」と言われたけど、痛くないし放っておいて大丈夫…?
そんなふうに思っている学生さんや保護者の方は少なくありません。
親知らずは10代後半〜20代前半にかけて生えてくる、最も奥にある永久歯です。生え方によっては抜歯が必要な場合と、経過観察で問題ない場合があります。
この記事では、親知らずの抜歯タイミングについて、学生・保護者向けにわかりやすく解説します。
■ なぜ10〜20代のうちに抜くのがおすすめ?
親知らずの根っこ(歯根)は、20代前半までの間に完成します。完全に根ができあがる前のほうが、抜歯後の腫れや痛みが少なく、治りも早いとされています。
また、学生のうちは長期休み(春・夏・冬休み)を利用して抜歯のスケジュールを組みやすいため、部活や試験への影響も調整しやすいのがメリットです。
■ こんな場合は抜歯を検討!
以下のような状態があれば、抜歯がすすめられることが多いです。
・横向きや斜めに生えている
・一部しか顔を出しておらず、歯ぐきが腫れやすい
・隣の歯を押している、虫歯になっている
・矯正治療に影響する(スペース確保が必要)
特に多いのが、横向きに埋まっているケース。これにより歯ぐきの炎症や、手前の歯が虫歯になるリスクが高まります。
■ 抜かなくてもいい親知らずとは?
すべての親知らずが抜歯の対象になるわけではありません。以下のようなケースでは、定期的なチェックで様子を見ることもあります。
・まっすぐ生えていて、上下できちんと噛み合っている
・歯磨きがしっかり届き、虫歯や炎症がない
・他の歯と同じように使えている
実際に、当院でも「問題なさそうだから今は抜かなくて大丈夫ですよ」とお伝えすることもよくあります。
■ 経験談:春休みに抜いて正解でした!
高校3年生のAさん(18歳)は、大学入学前に親知らずの抜歯を検討。レントゲンで確認すると、下の親知らずが横向きに埋まっており、放置すると将来的に炎症を起こすリスクが高い状態でした。
「春休み中に抜いたので、腫れがあっても学校に影響しませんでした。今ではスッキリしています!」と笑顔で話してくれました。
■ まずはレントゲンで「現状チェック」を
親知らずがどう生えているか、今後トラブルになりそうかどうかはレントゲン検査がカギです。痛みがなくても、見えないところでトラブルが進行していることもあります。
「今すぐ抜く必要があるのか」「しばらく様子を見ても大丈夫か」を知るためにも、まずは歯科医院でのチェックをおすすめします。
■ 最後に:親知らずは“今”が決め時かも
親知らずは、見えにくくケアしにくい歯です。将来的に痛くなってから抜くよりも、落ち着いた時期に計画的に対応しておくことで、心身の負担をぐっと減らせます。
特に学生の皆さんにとっては、時間の融通が利きやすい今がチャンスです。まずはお気軽にご相談くださいね。私たちがしっかりとサポートいたします。