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その口臭はどこから??歯科の観点で原因に迫ってみよう②

2025年8月9日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)


「ちゃんと磨いてるのに口臭が──それ、口の中だけが原因じゃないかも?

毎日歯磨きしてるのに、なぜか気になる口臭。
そんなときは、口の中だけでなく全身の状態や生活習慣も見直す必要があるかもしれません。
前回のブログでは、舌苔や歯周病など「口の中」に起因する原因についてご紹介しました。

↓↓
https://tomi-kyosei.com/2025/08/05/その口臭はどこから??歯科の観点で原因に迫っ/

今回はそれに続いて、歯科以外の口臭の原因と、その具体的な改善方法を詳しく見ていきましょう。

  歯科以外に原因がある場合とは?

胃腸や呼吸器のトラブル
・胃の働きが弱っている
・逆流性食道炎がある
・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)で膿が溜まっている
こうした状態が、ガスや粘液を通じて口腔内に悪臭をもたらすことがあります。


ストレスや睡眠不足
ストレスがたまると交感神経が優位になり、唾液の分泌が抑えられます。その結果、口の中が乾き、ニオイが発生しやすくなります。


薬の副作用
高血圧やうつ病などの治療薬には、副作用としてドライマウスを引き起こすものもあります。気になる場合は、かかりつけ医に相談しましょう。



自分の口臭をチェックするには?
口臭は自分では気づきにくいもの。以下のセルフチェックを試してみましょう。

・コップや袋に息を吐き、密閉してから嗅ぐ
・舌をティッシュで拭き取り、そのにおいを確かめる

・パートナーや家族に率直な感想を聞いてみる(勇気が要りますが…)



今すぐできる!口臭を改善する5つのステップ

歯ブラシ+フロスで汚れを徹底除去
歯磨きだけでは約60%の汚れしか取れないと言われています。デンタルフロスや歯間ブラシを併用して、歯と歯の間まできれいにしましょう。

舌ブラシで舌苔除去
舌専用ブラシで優しく、奥から手前に数回なでるように掃除しましょう。やりすぎは逆効果なので注意。

唾液の分泌を促す生活習慣
よく噛んで食べる、ガムを噛む、水分をこまめに摂るなどの習慣が効果的です。口呼吸を減らすことも唾液の保持に繋がります。

定期的な歯科医院の受診
歯石の除去や歯周病のチェックは、3〜6か月に1回のペースで行うのがおすすめ。プロによるケアで口臭の予防ができます。

原因不明なら内科・耳鼻科へ
歯科的な問題がないのに臭いが続く場合は、内臓系・呼吸器系の病気の可能性も。必要に応じて専門医に相談しましょう。



まとめ:口臭対策は、エチケットではなく「健康管理」
口臭対策は、誰かのためにするものではなく、自分の体と心を整えるセルフケアのひとつです。
歯科的なケアを土台に、生活習慣の見直しや医療機関でのチェックを組み合わせることで、ほとんどの口臭は改善できます。
きちんとケアすればニオイの不安が消え、人との会話にも自然と自信が持てるようになります。
「なんとなく気になるけど、誰にも聞けない」――そんなお悩みこそ、歯科医院に相談してみるのが最初の一歩です。

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