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怖いのは“痛み”じゃなく“不安”かも?歯科麻酔を安心に変える3つのコツ

2025年10月13日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)

歯科治療を受ける際に、「麻酔が怖い」「注射の痛みが苦手」と感じる方は少なくありません。
その気持ちはとても自然なもので年齢や性別にかかわらず、多くの患者様が共通して抱える不安のひとつです。

今回は、歯科麻酔が苦手な方に向けて、リラックスするための具体的な方法や、痛みを軽減する工夫についてご紹介いたします。



怖さの正体は「予測できない痛み」と「緊張」
歯科麻酔が怖いと感じる理由には、大きく2つの要素があると考えられます。
1つは、「どのくらい痛いのかわからない」という予測できない不安
もう1つは、「痛みに対して体が自然と力んでしまう」ことによる過度な緊張です。
この“心と体の緊張”が、実際の痛みを強く感じさせてしまう要因になります。つまり、リラックスできれば痛みの感じ方も和らぐということなのです。


すぐにできるリラックス法:呼吸を整える
もっとも簡単で効果的なのが、「深い呼吸」です。緊張していると、人は自然と呼吸が浅く・早くなりがちです。
その状態では筋肉もこわばり、感覚が敏感になります。

【おすすめの呼吸法】

  1. 鼻からゆっくり息を吸う(3秒)
  2. 口からゆっくり吐く(6秒)
  3. これを数回くり返す

ポイントは、「吐く時間を吸う時間より長くする」こと。
これにより副交感神経が働き、体全体が自然と落ち着いていきます。

すぐにできるリラックス法:体の力を抜く
患者さんの多くが、無意識に肩や手に力を入れてしまっています。
ですが、緊張して筋肉が固まっていると、注射針が刺さるときの「違和感」や「痛み」を強く感じやすくなります。

【力を抜くコツ】

  • 肩を一度ぎゅっと上げてから、ストンと落とす
  • 両手をひざの上に軽く置き、手のひらを上に向ける
  • 足の指を一度ギュッと握って、ゆっくり開く

このように「一度力を入れてから抜く」動作を意識するだけでも、自然と体がゆるみます。


痛みを抑えるための歯科麻酔の工夫
近年の歯科麻酔は、痛みを極力感じさせないための技術や工夫が進んでいます。具体的には以下のような方法があります。

  • 表面麻酔
    注射の前に歯ぐきの表面にジェル状の麻酔を塗布し、感覚を鈍らせます。これにより針を刺すときのチクッとした刺激を感じにくくします。
  • 注入スピードの工夫
    麻酔薬をゆっくり時間をかけて注入することで、圧による痛みを軽減します。電動麻酔器を使用する医院もあります。

こうした技術を取り入れることで、痛みを感じにくい麻酔が可能になっています。不安を感じやすい方は、遠慮なくスタッフに伝えておくこともおすすめです。


まとめ:小さな工夫で、麻酔への不安は大きく変わります
「歯科麻酔が怖い」と感じるのは、決して特別なことではありません。ですが、ほんの少しの工夫や意識の変化で、不安や痛みの感じ方は大きく変わってきます。
深呼吸をする、体の力を抜く、リラックスできる環境に身を置く――
できることから少しずつ始めて、安心して治療にのぞめるようにしていきましょう。

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