こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)
お子さんの歯並び、気になったことはありませんか?
乳歯のうちは「そのうち永久歯に生え替わるから大丈夫」と思われがちですが、実は歯並びの乱れは乳歯の時期からすでにサインとして現れることがあります。早めに気づくことで、将来の歯並びを守ることができるのです。

■ 乳歯の時期に見られる歯並びのサイン
乳歯が生えそろうのは3歳前後。この頃に次のような特徴がある場合は、注意が必要です。
- 歯と歯の間にすき間がまったくない
 → 一見きれいに並んでいるように見えますが、永久歯は乳歯より大きいため、すき間がないと生え変わりの際に重なってしまうことがあります。
- 上の前歯が前に出ている、または下の歯が前に出ている
 → 早期の「出っ歯」や「受け口」は、骨格や舌の使い方の影響を受けていることがあります。
- 前歯が上下でしっかり当たらない(開咬)
 → 指しゃぶりや舌を前に押し出す癖が続いているサインの可能性も。
- 噛み合わせが左右どちらかにずれている
 → 片側ばかりで噛む、頬杖などの習慣が関係していることがあります。
これらのサインが見られた場合、すぐに矯正治療を始める必要はありませんが、早期の観察と相談がとても大切です。
■ 歯並びに影響を与える生活習慣
歯並びは遺伝的な要因だけでなく、日常の癖や口の使い方によっても変化します。
- 指しゃぶり・爪噛み
 前歯に圧力がかかり、上顎が前に出たり開咬の原因になることがあります。
- 口呼吸
 口が開いた状態が続くと、唇や舌の筋肉のバランスが崩れ、歯並びや顎の発育に影響します。
- 舌のクセ(舌突出癖)
 飲み込むときに舌を前に押し出すクセがあると、前歯が開いて噛み合わない原因に。
- 頬杖やうつ伏せ寝
 あごの骨に力が偏り、歯列が左右どちらかにずれることがあります。
こうした癖は、成長とともに自然に改善することもありますが、長期間続くと顎の成長方向そのものに影響を与えることも。
日常の中で気づいたときに少しずつ意識して直すことが、きれいな歯並びの第一歩です。
■ 早めのチェックが将来の安心につながる
乳歯の時期に気づいた小さなズレや癖を早めに整えることで、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保しやすくなります。
また、必要に応じて“経過観察”の期間を設けることで、矯正のタイミングを見極めやすくなります。
当院では、お子さまの歯並びや噛み合わせの無料相談を行っています。
「このままで大丈夫かな?」と感じた段階で構いません。
早めのチェックが、お子さまの将来の歯並びと笑顔を守ることにつながります。
★ 次回予告
次回の【後編】では、実際にどんな場合に矯正が必要になるのか、そして相談や治療のベストなタイミングについて詳しくご紹介いたします。
乳歯期の“気づき”から、次のステップへ――お子さまの成長に合わせた矯正の考え方を一緒に見ていきましょう。
