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電動歯ブラシ使ったことありますか?

2021年11月13日

こんにちは

武豊町のとみ歯科クリニックです(^O^)/

 

前回のブログで手磨きと電動歯ブラシについてご紹介しました。


今回はもっとも重要なプラーク(歯垢)の除去について、手磨きと電動歯ブラシではどの程度の差があるのかについてです☆

 

 

近年、日本では病気の予防や健康維持を意識する方々が増えてきているといわれています。
それにともないオーラルケアへの関心も高まっており、オーラルケアをサポートする様々なアイテムが登場してきています。

なかでも、電動歯ブラシはさまざまな研究のもと性能の改善が進められており、プラーク除去力において手磨きと大きな差が生じてきています。

その一方で、いまだに電動歯ブラシを使用する方は少ないのが現状です。

2019年にある企業が行ったオンラインリサーチによると、海外における電動歯ブラシの普及率はスウェーデンとオランダでもっとも高く、63%という結果でした。

歯科医療先進国ともいわれるスウェーデンをはじめとしたヨーロッパでは、比較的高い普及率でした。日本における普及率は22%にとどまりました。

電動歯ブラシを使用していない日本人にその理由を聞いてみると、6割程度の方が手磨きで満足しているという回答で、もっとも多い理由でした。

では、本当に手磨きで十分なオーラルケアができているのでしょうか??
時間をかけて丁寧に磨くことで、手磨きでも十分なケアができている方もいらっしゃいます。

一方で、同じくらいの時間かけて歯磨きを行った場合、手磨きと電動歯ブラシの間には、プラークの除去力に大きな差があります。

手磨きの場合、どれだけ頑張って手を動かしても歯を磨く動きは1分間に240回程度しか行えません。
一方、音波式電動歯ブラシの場合は1分間に約2~4万回の振動によって歯を磨きます。

こうした動きの違いもあり、同程度のプラーク除去効果を実現しようとすると、手磨きでは10分程度かかるといわれていますが、電動歯ブラシは2分程度で済みます。



このように電動歯ブラシは、手で動かす歯ブラシよりも圧倒的に清掃効率が良いです。
人間の力では不可能な速さで、たくさんの振動を歯に与えることができます。
その振動により短時間でしっかりを歯垢(プラーク)を除去することができます。

4週間、手磨きと電動歯ブラシを使ってプラーク減少率を見る実験をしましたが、電動歯ブラシは約30%のプラーク減少率みられましたが、手磨きだとプラークが実験開始時の0%よりも微増していました。

電動歯ブラシを用いることで手磨きよりも多くのプラーク除去につながるということが分かります。

毎日当たり前のように行っている歯磨きですが、しっかりとプラークを除去しようと思うと実は非常に難しく、時間もかかります。

その点でいえば、電動歯ブラシ最大のメリットは誰でも“早く、やさしく、簡単に”より高いプラーク除去効果が見込める点にあります。

これは誰にとってもメリットになり得る要素です。つまり、電動歯ブラシはご高齢の方だけではなく、仕事や家事、育児など何かと時間に追われ忙しく日々を過ごす方々の強い味方になるアイテムだといえます。

歯磨きの最大の目的は、プラークを除去して虫歯や歯周病を予防することにあります。

電動歯ブラシも時代とともに進化しています。より効率的に歯磨きが出来るアイテムとして電動歯ブラシを選んでみるのもいいかもしれませんね(^O^)/

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