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アマルガム

2023年3月10日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(^O^)/


過去に治療した歯に、銀色の詰め物が入っている方は少なくないと思います。もしかしたら、詰め物にアマルガムという金属が使われている可能性があります。



日本の歯科治療は1970年代をピークにアマルガム充填でした。
アマルガムは「歯科用水銀アマルガム」の略で銀・スズ・銅・亜鉛の粉末と無機水銀(50%)の合金で、歯科用の材料で虫歯を取り切った後に歯に詰める材料の事です。

水銀は米国での使用が一般化し、健康保険の適用材料として認定され日本でも広く使用され安全だと言われてきました。

近年、様々な症状の原因と考えられ、アレルギー、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、や頭痛などと言った危険性が高い材料だと考えられています。


アマルガムの特徴
・材料が安い
・治療への応用が簡単で治療費も安い
・鉛色に近い銀色の金属
・劣化し、腐食しやすい傾向がある
・水銀は25度を超えると沸騰し、熱い食べ物や飲み物によってアマルガムに含まれている水銀は容易に気化する


体にどのような影響がある?
・水銀の金属イオンが溶け出し、歯を黒く変色させてしまう。
・人体にとって有害な水銀を使用しており、金属アレルギーの危険性が高い。
・アトピーのような皮膚の炎症が起こる可能性。
・手のひらや足の裏などに掌蹠膿疱症という水泡状の湿疹が繰り返しあらわれる可能性。
・蒸発した水銀の蒸気を吸い込むと、すぐに組織の中に吸収されて細胞膜を通って拡散する。
・水銀は神経毒性の高い重金属でアルツハイマー型認知症や自閉症等の疾患との関連性が指摘されている。
(実際、歯にアマルガム充填のある人、つまりアマルガムを歯の穴に詰めた人は、水銀の血中濃度が通常の6倍だったという報告もあります)
・妊娠しにくくなる。水銀が胎児や母乳にまで届く怖れがある

事実、1998年4月、イギリス厚生省は妊婦にアマルガムの詰め物をしないように警告を発しました。医療先進国のスウェーデンでも、1987年に政府が同様の発表をしています。

水銀は、人体に有害な物質の中でも神経毒性の強い物質です。
全身にあらわれる様々な症状は、もしかしたらお口の中のアマルガムのせいかもしれません。

水銀は、例えば昔の水銀体温計の水銀を誤って飲み込んだとしても消化器官からはほとんど吸収されないらしいのですが、気化したものを吸い込むと簡単に蓄積されてしまうみたいです。
水銀は25度以上で気化するので、温かい飲み物や食べ物で容易に気化します。


日本の場合は使用禁止にはなっていないものの、2016年以降は保険適用から外されており、保険診療の歯科治療の現場では使われなくなっているのが現状です。40歳以上の数千万人の歯に、過去に治療としてつめられた歯科用アマルガムは残存しています。


もちろん今すぐ症状が現れるわけではなく、中には自覚症状がない方もいます。
ですが、この内容を読んですこしでも怖いな、と思われましたら将来的な不安を取り除くためにも、
アマルガムを除去し身体に害のない材料にやり替えることをお勧めいたします。

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