こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)
歯を強く磨くことが推奨されない理由は、以下のようなリスクや影響があるからです。
歯のエナメル質の損傷
歯の表面を覆うエナメル質は、歯を保護する硬い層です。しかし、過度な力で磨くと、このエナメル質が徐々に削られ、薄くなる可能性があります。
エナメル質が削れると、歯の内部にある象牙質が露出し、歯が敏感になり、虫歯のリスクが高まります。
歯茎の退縮
強く磨くと歯茎に過剰な圧力がかかり、歯茎が後退(退縮)することがあります。歯茎が後退すると、歯の根元が露出し、知覚過敏や歯の根面虫歯のリスクが増します
歯茎の炎症や傷つき
強い力でブラッシングすると、歯茎に微小な傷ができやすくなります。これが原因で歯茎が炎症を起こし、歯肉炎や歯周病のリスクが高まります。
歯の摩耗
歯を強く磨くと、特に歯と歯茎の境目の部分が摩耗してしまうことがあります。これにより歯の形が変わったり、歯の強度が低下したりすることがあります。
不均一な磨き残し
強く磨くことに集中するとブラシが全体に均一に行き届かず、一部の歯が磨き残されることがあります。これにより、虫歯や歯周病の原因となる歯垢が残りやすくなります。
適切なブラッシング効果の下減少
力を入れて磨くと、細かい円を描くような適切なブラッシングができず、結果として歯垢がしっかり取り除けないことがあります。
歯を強く磨きすぎるのを防ぐポイント
持ち方
パームグリップとペングリップの持ち方があり、パームグリップはグーで握るタイプ、ペングリップは鉛筆持ちで握るタイプがあります。
ペングリップのほうが歯ブラシを持つときに余計な力が入りにくいと言われています。ペングリップで磨いてみましょう。
優しい力で磨く
歯ブラシを鉛筆を持つように軽く握り、優しく動かすことで、エナメル質や歯茎を傷つけずに効果的に磨けます。
柔らかい歯ブラシを選ぶ:硬い歯ブラシよりも、柔らかい毛先の歯ブラシを使う方が、歯や歯茎に負担をかけません。特に力が入ってしまう方は柔らかめを選びましょう。
正しい角度と動き
歯ブラシを歯茎に対して45度の角度で当て、軽く小さな円を描くように動かします。歯ブラシは大きく動かさず細かく小刻みに動かすことも重要です。
歯ブラシの力はおよそ150~200gの軽い力です。歯ブラシを後ろから抜けるくらいの力が理想と言われています。磨き始めの所も力が入りやすかったりするので気をつけましょう!
適切な力加減で丁寧に磨くことが、長期的な歯と歯茎の健康を保つために重要です。
歯ブラシの選び方や自分の歯磨き大丈夫かな?など分からないことがあればお気軽にお声がけください(*^-^*)