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「早く食べなさい」が歯並びに影響?噛む力と子どもの発育の関係

2026年3月30日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(^^)/


早食いが招く意外なリスク ― 顎の成長と歯並びの深い関係
私たちの食卓は以前と比べてずいぶん変わりました。
柔らかく、飲み込みやすい食事が増え、噛む回数は昔よりも少なくなっていると言われています。実はこの“噛む回数の減少”が、子どもの顎の発育や歯並びに影響する可能性があることをご存じでしょうか。



食べ物をしっかり噛むと、咀嚼筋(そしゃくきん)という筋肉が働きます。
すると顎の骨に適度な刺激が加わり、成長期の顎の発達が促されます。
顎が十分に成長すると、永久歯が並ぶためのスペースが確保されやすくなります。

一方で、早食いや噛む回数の少ない食事が続くと、顎への刺激が不足しやすくなります。顎が小さいままだと、歯が並びきらず、ガタガタの歯並びになるリスクが高まります。
もちろん、歯並びは遺伝や口呼吸、姿勢などさまざまな要因が関係します。
しかし「噛む習慣」も、その土台をつくる大切な要素の一つです。

さらに、早食いにはもう一つの側面があります。
よく噛まずに飲み込むと、満腹中枢が刺激されにくく、食べ過ぎにつながることがあります。これは肥満傾向だけでなく、将来的な生活習慣病のリスクにも関わります。

また、噛むことで分泌される唾液には、虫歯予防や消化を助ける働きがあります。噛む回数が減ると、唾液の分泌も少なくなり、口の中の環境が悪化しやすくなります。

つまり「よく噛む」という習慣は、
・顎の発育
・歯並びの土台づくり
・虫歯予防
・食べ過ぎ防止

といった、さまざまな面に影響するのです。


では、今日か私たちにできることは何でしょうか。

・一口を小さめにする
・30回を目安に噛む
・噛みごたえのある食材を取り入れる
・食事中はテレビやスマホを控える

こうした小さな積み重ねが、顎の成長を助け、将来の歯並びにもつながります。


当院でも、「歯並びが心配で…」とご相談を受けることがあります。実際に診てみると、顎の成長バランスが関係しているケースも少なくありません。

成長期は、顎の発育をコントロールできる大切なタイミングです。
この時期に気づけるかどうかで、将来の矯正方法や期間が変わることもあります。
「まだ小さいから様子を見よう」と思っている間に、治療の選択肢が限られてしまうこともあります。
もちろん、すぐに矯正が必要とは限りません。ですが、“今の顎の成長状態を知ること”は、とても大きな意味があります。

定期検診では虫歯のチェックだけではなく、

・顎の成長バランス
・永久歯の生えるスペース
・噛み合わせの変化

成長期は変化が大きいからこそ、早めに気づくことが大切です。

まずは毎日の食事から、そしてお子さまの歯並びや噛み方が少しでも気になる場合は、ぜひ一度ご相談ください。
早めのチェックが、将来の負担を軽くする第一歩になります。

噛む習慣と、適切なタイミングでの確認。
その積み重ねが、お子さまのきれいな歯並びと健やかな成長につながります。

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