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インプラント周囲炎について

2021年9月28日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(^_-)-☆


前回のブログでインプラントのメンテナンスについて紹介しました。
その中でインプラント周囲炎について少し書きましたが、今回はそのインプラント周囲炎についてです!

まずインプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が歯周病に感染した状態を言います。
インプラントの歯周病とも言えます。
※歯周病とは、細菌によって引き起こされる感染症のことです。炎症が広がると、出血・排膿・腫脹・動揺を引き起こします。

歯と歯肉の境目の清掃が行き届いていないと、そこに多くの細菌が侵入します。炎症がおこり腫れたりしますが、意外なことに重篤な状態にならない限り痛みはほとんどありません。

インプラント治療後、歯磨きや歯科医院でのメンテナンスが不十分になると細菌が歯肉とインプラントの境目に侵入してきます。

初期段階ではインプラント周囲の歯肉から出血がみられます。そのまま悪化すると膿んできたり腫れたりしてきます。
この状態になると、インプラントを支えていた骨が無くなっていることが多いです。
重篤なケースだと歯ぐきも痩せてしまい、インプラントを固定しつづけることが出来なくなります。


インプラントの初期段階の炎症は、歯周病と同じく痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
天然の歯の歯周病治療とは違い、インプラントが細菌に感染してしまうと完治することが非常に難しいのが現状です。
天然歯に比べインプラントは炎症への抵抗力が低いため、一度細菌感染を起こすと骨吸収が急速に進行します。

自覚症状が出にくく気が付いたときには重症化しているケースも多いため、日頃のメンテナンスによる感染予防が重要となります。

インプラント周囲炎が重度にまで進行している場合、インプラントを摘出する必要があったり、自然と抜け落ちてしまったりすることもあります。



インプラント周囲炎の主な理由

・歯周病リスクの高い患者様の、日々のメンテナンス不足。
・発症していた歯周病が治っていない状態でインプラント治療を受けてしまった場合
・インプラント治療後の適切なブラッシングを行えていない、及びメンテナンス不足

などが考えられます。

インプラント周囲炎は、口腔内が不衛生な状態となって歯周病菌が増殖することによって引き起こされます。
そのため、日々の歯磨きだけでなく、定期的なメンテナンスによって口腔内の衛生管理を徹底することが求められます。



また、インプラント周囲炎はセルフケアの質だけでなく、全身的な病気や生活習慣とも関係しています。

主な原因として、以下のようなことが挙げられます。

①糖尿病の場合、術後の傷口の治癒や骨結合に悪影響を及ぼす恐れがあり、インプラント周囲炎を引き起こしやすくなります。

➁タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血管収縮や血流阻害などを引き起こし、インプラント周囲炎の発症リスクを高めます。

③貧血によって組織が酸素欠乏に陥ると、術後感染を起こしやすくなり、インプラント周囲炎を発症することがあります。

感染を起こして周囲組織の破壊が生じた場合、完治が非常に難し適切な処置とアフターケアを行っても5年後の現状維持率は約60%程度でしかありません。
そのため、まずは感染を起こさせないようにしなければなりません。

インプラント治療はとても素晴らしい治療方法で、他の治療法に比べて圧倒的な長期予後を見込むことができます。適切な状態が維持出来れば、10年で90%の生存率が見込めるのです。

トラブルが起きる前に定期的にメンテナンスへ来ていただくことによって、口腔内のトラブルを早期発見することもできます(^O^)/

インプラント治療をされていて定期メンテナンスへ通っていない方はぜひメンテナンスを受けに行きましょう!

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