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酸蝕歯

2020年8月25日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^.^#)

 

皆さん「酸蝕歯(さんしょくし)」という言葉を聞いたことはありますでしょうか??

これは、酸が原因で歯が溶けてしまうことがあるというものです。
酸性が強いものを食べたり飲んだりすると、酸によって歯が溶け出してしまうリスクがあるというのです。

近年、この酸蝕歯が『むし歯』『歯周病』に続いて歯を失う原因として問題になっています。

酸蝕歯の原因は、飲食物などの酸に歯が長時間さらされることです。
歯の表面のエナメル質は、酸性度を示すpHの値が5.5以下になると、溶けやすくなります。

炭酸飲料などはpH値2.2~2.9、オレンジやミカンなどの果汁飲料はpH値4.0前後が多く、
ビールもpH値5.0以下のものが見られます。

これらの飲み物をよく飲んでいる人は、酸蝕症の危険があるということになります。
牛乳や麦茶などはpH値6.0程度※1のため、酸蝕症のリスクはほとんどないと考えられます。
ヘルシーなイメージのある黒酢ですが、pH値3.1程度のため、酸蝕症の面からは気をつけなければいけません。

このように体に良いといわれている黒酢、梅、フルーツ、野菜ジュース、クエン酸、美容に良いといわれるビタミンC、スポーツ中や熱中症予防に飲むスポーツドリンク、炭酸飲料、ワイン、ビールなどのお酒などは歯を溶かすのに十分強い酸性です。
このような酸性度の高い飲食物を頻繁にとっている人は特に注意が必要です。

また、胃食道逆流症など胃や食道の病気、あるいは暴飲暴食といった生活習慣などで、
胃酸が逆流する状態が続いていると、口の中が酸性に傾くため、酸蝕歯になりやすくなります。

酸蝕歯の特徴として、
冷たいものや熱いものを口に入れると歯がしみる
歯の色がやや黄色く見えてくる
ペンライトなどで歯を照らすと歯が一部透けて見える などの症状があります。


酸蝕歯は、歯の着色や損耗によって、見た目が悪くなったり、かみ合わせが悪くなったりするほか、
放置していると、歯の表面のエナメル質が溶けた部分からむし歯になりやすくなるという影響もあります。


酸蝕歯を予防するには、
・炭酸飲料などの酸性度の高い飲料を長時間にわたって口の中にためない
・酸性度の高い飲食物を口にしたらお茶や水でうがいをする
・酸性度の高い飲食物を口にする回数を少なくする
・唾液の分泌が少なくなるスポーツの後や就寝前は、酸性度の高い飲食物を控える

また、唾液は口内を中和させる働きや、歯の再石灰化を促進させる働きがあり、
ガムを噛む回数を増やすことで唾液量を増やすことができます。

キシリトール配合のものは酸を発生させないのでより効果的です。


ちなみに2015年に東京在住の15歳から80歳までの1108人を対象に行われた調査によると、
酸蝕歯がある人の割合は26.1%、約4人に1人が酸蝕歯になっているという結果が示されました。

まり耳慣れない言葉ですが、歯を失う大きなリスクの一つです。

ご自身の歯の健康のために改めて食習慣を見直し工夫してみてくださいね!

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