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歯をみがきすぎた場合のデメリットについて①

2021年3月27日

こんにちは!
武豊町のとみ歯科クリニックです(^^♪

コロナウイルスの影響で歯科医院になかなか行けず自宅での歯みがきを頑張ってくれている方も多いと思います。
でも、歯みがきは時間をかけて磨けば汚れが落ちるわけではありません(+_+)

短時間でも正しい磨き方をしないと汚れは落ちてくれません。。。
間違った歯みがきをやり過ぎたことによって起こるデメリットについてお伝えしたします!!



歯をみがきすぎた場合のデメリット

1.知覚過敏になりやすい
歯に強い力をくわえて磨きすぎることで歯の表層・エナメル質が徐々に削れてしまい、象牙質が露出する場合があります。
象牙質の層は冷たい食べ物などの刺激に弱く「ズキッ」としみてしまうこともあり、いわゆる知覚過敏の状態になるケースもあります。

2.歯茎が下がりやすい
「以前より歯茎が痩せてきた気がする」「歯の根っこがみえてきた」などと自覚症状のある方は、歯をみがきすぎている場合があります。
歯周病によって歯茎が下がるという原因も考えられますが、そのほかにも歯みがきの圧が強すぎることでエナメル質や歯茎を傷つけてしまい、くさび状の歯の欠損を起こすケースもあります。

3.エナメル質が削れ、むし歯や知覚過敏のリスクが高まることも
「根面う蝕」といって、歯周病の進行や歯みがきの圧が強すぎる場合などによって歯茎が下がり、歯の根っこの部分が露出してくると、そこにむし歯ができてしまうことがあります。

歯茎が健康な状態であれば、エナメル質という固くて緻密な歯の層は歯が見えている部分の表面にしかなく、外から見えない歯の根の部分には象牙質とその表面に薄いセメント質という層があるだけです。
エナメル質は硬くて緻密な構造ですが、象牙質は顕微鏡で見ると細いストローを束ねたような構造になっていて、これは専門用語でいうと象牙細管と呼びます。

この部分は繊細で虫歯になりやすいだけでなく、露出しているとその細い管を伝わって冷たいものなどの刺激が神経に伝わり痛みを感じたり(知覚過敏)、またその管の中に色素が入り込んで歯の付け根の部分が着色したりします。
歯の根っこが見え出した方は、早いうちにその予防のために歯科医院で定期検診を受けるのがよいでしょう。


すりへってしまった歯や歯茎は基本的には戻らない
強いブラッシング圧で歯磨きをし続け、歯のエナメル質や歯茎がすり減り、いわゆる「くさび状欠損」になった方は基本的には元に戻りません。


しかし、歯科医院で歯みがきの方法などを学ぶことが症状の進行を防ぐほか、現状維持にもつながります。
このような状況で、なかなか歯医者に行けなかったという患者様もいると思います。

少しでも歯みがき方法などで心配なことがあれば当院までお越しいただければと思います。

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