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世界の矯正治療事情について

2023年11月11日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)


日本以外の矯正治療はどうなっているか気になりませんか?
今回は世界の歯列矯正事情についてお話します。



世界の矯正治療費
アメリカの矯正治療は保険が効くので安いと言われてます。しかし、保険といっても日本の健康保険制度とは異なります。
イメージとしては個人で加入する生命保険や学資保険のようなものです。子供が産まれたら将来矯正治療をすると考えて、保険に入り積み立てをします。

イギリスでは矯正治療が必要だと認定されると、18歳以下で矯正治療を始めれば日本と同じ健康保険制度で治療費が無料です。

予防歯科先進国のスウェーデンでは、20才未満で国が定めている基準を満たしている場合には、歯列矯正の治療が無料で受けられるそうす。
歯科検診も義務化されており歯に対する意識がとても高い国であるということがいえます。

韓国では歯並びへの関心が高く、歯並びが悪いととてもコンプレックスを感じます。日本と比較すると、治療費は半分の50万円程なので矯正治療をする人が多いです。


歯並びに対する意識の違いについて
日本では今でも八重歯をかわいいという患者様がいます。
しかし、アメリカでは八重歯はドラキュラを想像してしまい悪い歯並びと認識されています。

南米では、上の真ん中の歯の間に隙間があると運が開けるという言い伝えがあり、マドンナも一時期すきっ歯にしていました。


日本人の骨格?どんな顔?
歯並びの意識の違いは骨格や食文化などが影響をしているのではないでしょうか?
硬い食べ物を食べていた縄文時代の日本人は、顎の筋肉が発達し、顔の骨格も厚くて頑丈だったため顔が大きかったと考えられています。
現代の日本人は、柔らかい食べ物が中心になり顎の筋肉や歯を支える骨(歯槽骨=しそうこつ)が退化して縮み、細長い顔の人が増えていると言われています。

歯槽骨が退化して縮むということは、その分だけ歯が並ぶスペースが狭くなるということです。
結果として、まっすぐに生えてくることができない歯が出てしまい、八重歯や出っ歯といったように歯並びに影響してしまうケースが多くあるようです。


日本の文化による影響
日本人は昔から女性は笑うとき、口元に手を当てて控えめに笑うことが上品であり、男性は歯を見せてニコニコしているよりも、口を閉じキリッとしていることが求められていました。
口を大きく開けたりする機会があまりなく、このような文化が歯並びに対する意識が低くなった原因かもしれません。


矯正装置の装着に対するイメージ
歯列矯正には装置を装着する必要があります。
見た目が悪い、痛みがあるのはイヤだなどの理由で、日本人は海外の方よりも歯列矯正の治療に対してネガティブなイメージを持っているようです。
一方、アメリカの人に歯列矯正についてのイメージを尋ねると、歯列矯正ができることは「嬉しい」こととの回答が多数を占めるといいます。
歯列矯正のイメージの違いから日本人は治療そのものが足かせとなり、なかなか歯列矯正の文化が広まらないのです。



世界の歯列矯正事情はいかがだったでしょうか。国によって考え方が様々ありますよね。
近年では日本人の歯の意識への変化が感じられるようになってきています。
歯列矯正に興味がわいた方は是非一度、無料カウンセリングにお越し下さい(*^-^*)

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