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敬老の日~高齢者の口腔ケア~

2023年9月9日

こんにちは
武豊町のとみ歯科クリニックです(#^^#)


9月18日(月)は敬老の日ですね。
まず、敬老の日というのは国民の祝日に関する法律によると、
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。
そして、老人に敬意を表する祝日・記念日は各国に存在しています。アメリカ、カナダ、中国、韓国でも記念日として存在しているです。



ちなみに、令和元年(2019年)の日本人の平均寿命は女性が87.45歳、男性が81.41歳と、世界でもトップクラスの水準です。

平均寿命は伸びているものの、健康寿命とのかい離が大きく、長生きをしても10年前後は自立した生活ができず、病気や介護で不健康な毎日を送るということが調査結果から出ています。
高齢者がいつまでも「いきいき」と暮らしていくためには、心身のおとろえを予防することが大切です。
口腔内のケアを実践して口腔内の健康が維持できると、自分の歯でしっかりかみ、充実した食生活を送ることができます。

また、よく噛むことで脳の血流が増え、脳神経細胞の働きが活発になりるので、認知症予防にもつながるなど想像以上によい影響を及ぼします。

高齢者が一生おいしく、楽しく、安全な食生活を送るために口腔ケアは介護予防の第一歩です!


口腔内の健康は、高齢者の生活の質を上げるためにとても重要な事です。
その一方で、口腔トラブルは年齢を重ねるごとに難しい問題になっていきます。

口腔内の特徴として以下のことがあげれます。

歯と歯周組織が変化する
歯と歯肉の境目がくさび形にすり減ったり、歯肉が退縮して、露出した歯の根にむし歯ができやすくなります。


舌や口腔粘膜の状態が変化する
唾液の分泌量が減るため、舌や粘膜に変化があらわれ、口臭の原因や味覚障害などをひきおこします。


歯肉の炎症がおきやすくなる
歯肉が退縮したところに、歯垢、歯石が付着したり、入れ歯があたる刺激などで炎症が起こりやすくなります。


お口の中が細菌の培養器になる
お口の中は適度な温度と湿度が保たれているため、歯や入れ歯の面に付着した細菌を積極的に取り除かないと、それが栄養になり細菌が増えてしまいます。


入れ歯が合わなくなる
入れ歯は使っているうちに歯の部分がすり減ったり、自分の歯や歯肉の状態が変化して、合わなくなってきます。この状態を放置していると食べ物がかみにくくなり、また口の中を傷つけたりします。


そして、高齢になると歯や歯肉のトラブルばかりでなく、嚥下機能の低下や唾液の減少など、お口のはたらきにもトラブルが起こります。
高齢者のお口のトラブルから、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)や口腔乾燥症(ドライマウス)にかかりやすくなるので、十分に気をつけましょう!


高齢の方やご家族の周りに高齢の方がいて、あまり歯医者に行っていない場合は定期検診をすすめてみて下さい!
健康寿命を延ばすためにも口腔内の健康状態も定期的に確認しておきましょう!

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